おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株 三井住友FG。
先日の2023年3月期決算発表と同時に新中期経営計画も発表されています。
こちらの気になるトコロを少し見てみます。
期間は、2023年度(2024年3月期)~2025年度(2026年3月期の3年間)です。
2023年5月19日現在の株価は5,640円、
配当利回りは4.4%。
株主還元について
(出典:プレゼンテーション資料)
まず気になるのはこれでしょう!
株主還元政策!
②配当性向40%
③自己株式は機動的に。
良かった良かった。
ちなみに2024年3月期の配当予想も増配してくれています。
2024年3月期の2Q以降どこかで状況鑑みて、自己株取得もあるといいですね。
財務目標
(出典:プレゼンテーション資料)
今回の中経期間最終2025年度(2026年3月期)には、最終利益9,000億円を目指すようです。
ちなみに
・2023年度(2024年3月期)の予想最終利益が8,200億円。
・更にその次の中経(2026年度~2028年度)には、最終利益1兆円の目標。
ライバル?の三菱UFJFGは既に最終利益1兆円超えているので、
頑張れ!
(出典:プレゼンテーション資料)
上記スライドの「事業ポートフォリオ」に記載されている
「競合との差が顕在化」の部分は、やはり三菱UFJFGを
意識しての記載かと思います。
ちなみに、財務指標としてはROEよりROSET1を意識しているそうです。
(出典:プレゼンテーション資料)
(出典:プレゼンテーション資料スクリプト付)
ROSET1、聞いたことないわ~。
通常ROEの算出分子は自己資本(株主資本)なんだけど、
分子に、「CET1(Common Equity Tier1)」といって、
上記スライドの図のように、
無形固定資産や有価証券評価差額金を除いた
自己資本を利用して算出。
CET1は日本語だと
「普通株式等Tier1」という普通株式+内部留保のことね。
その他 三井住友FG新中期計画 気になるトコロ
新中期経営計画。
「Plan for Fulfilled Growth」
スクリプト付プレゼンテーション資料のグループCEO太田氏のコメントを紹介すると、
(出典:プレゼンテーション資料スクリプト付)
僕も含め投資家目線だとどうしても数値目標や還元方針ばかりに
目が行ってしまうのですが、このような理念の部分なんかを
言葉で確認できるのは良いですね。
基本方針は以下の3つ。
①社会的価値の想像
②経済的価値の追求
③経営基盤の格段の強化
①は環境やサステナビリティ分野への投資、
人権や貧困問題、少子高齢化への対応、
従業員の働き甲斐の実現なんかを掲げています。
③はガバナンス・コプライアンス強化、ITインフラ増強など。
②経済的価値の追求いついて。
重点戦略領域。
基本方針の中でも事業の成長に関わるトコロは気になります。
(出典:プレゼンテーション資料)
上記のように7項目pickupされていますが、個人的には特にそのうち2項目が目を引きました。
リテールサービス Olive経済圏。
(出典:プレゼンテーション資料)
国内リテールサービスについては、Oliveを軸としたデジタルベースの事業モデルに改革。
最近個人投資家の間でも何かと話題のⅤポイントも。
銀行、証券、クレジット、ポイント、保険等の経済圏の構築をし、個人顧客のすべての取引をOlive上で行えることを目指すそうです。
で、
このデジタルの保管的な位置づけとして従来の支店を
軽量化・効率化した「ストア」として展開。
この「支店⇒ストア」への転換が経費削減にも
つながるんやな。
米国事業。
(出典:プレゼンテーション資料)
米国だけではないですが、グローバル事業は拡大の意向。
但し、拙速に進めるのではなく10年スパンで着実に、
とのこと。
マルチフランチャイズとして、
インド、ベトナム、フィリピン、
インドネシアにも注力。
コストコントロール。
(出典:プレゼンテーション資料)
ベース経費△1,300億円、業務量△7,000人分削減。
ここはネットニュースでも結構出ていた部分やな。
デジタル化(Olive含む)を進め、
支店からストアへの軽量化も進め、
浮いた資源は重点戦略領域や
経営基盤強化に投入だそうです。
事業部門別計画。
(出典:プレゼンテーション資料)
業務純益ベースで2,500億円の増加計画。
やはりグローバルが牽引。
最後に。
(出典:プレゼンテーション資料スクリプト付)
だそうです!
綺麗事書いてるだけかもしれませんが、
こういう言葉があるとなんか嬉しいね。
高配当株投資をする上でも気になる増配、
累進配当継続、
そして背景には増益路線とお腹いっぱい。
そんな三井住友FGの新中期経営計画でした。
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