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財務内容大幅改善。【日本郵船(9101)と商船三井(9104)】BS並べてみた。

高配当株 商船三井と日本郵船 最近のBs 9101 日本郵船

 

もりっこ。
もりっこ。

おはようございます☆
もりっこ。(@moricco.net)です。

高配当で多分人気の海運2社、日本郵船と商船三井。
だいぶ財務内容が良くなってきたようなので数期の貸借対照表推移をざっくり見てみました。

荒波さん
荒波さん

怖くてなかなか買えない銘柄…。

尚、これら銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。
また記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
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日本郵船

自己資本比率推移。

2020年3月期:23.9%
2021年3月期:29.4%
2022年3月期:55.6%
2022年9月2Q:62.0%

かえでさん。
かえでさん。

こりゃすごい!

貸借対照表推移。


(出典:決算短信より抜粋し作表)

①利益剰余金

2020年3月期:約3,000億円 → 2022年9月2Q:約1.9兆円へ。
荒波さん
荒波さん

約6倍やん!

もりっこ。
もりっこ。

勿論この要因は市況を受けた好業績。
相当業績が良かったことは知ってますが、ここまで純資産が
厚くなっているとは改めて驚きます。

②投資有価証券

この期間で約1.4兆円増加。
かえでさん。
かえでさん。

一方で現預金は増加しておらず、余剰資金は投資有価証券として
持っていることが分かります。

③固定資産

よく見ると船舶等の固定資産も増加してます。

例えば2022年3月期の有価証券報告書によれば、2022年3月期は船舶:1,128億円、航空機:744億円の設備投資を実施したようです。

ちなみに「その他」の大部分は建設仮勘定で、まだ建設中・建造中の固定資産が計上されています。

④借入金、社債、CP

これらの負債は上記期間で約2,000億円削減しています。

かえでさん。
かえでさん。

大分稼いだからね!

その他。

売上債権や棚卸資産も増加している模様。

商船三井

自己資本比率推移。

2020年3月期:24.5%
2021年3月期:27.6%
2022年3月期:47.4
2022年9月2Q:51.8

かえでさん。
かえでさん。

数値自体は日本郵船に劣るとはいえ、
商船三井もこの上昇幅は凄まじい。

貸借対照表推移。


(出典:決算短信より抜粋し作表)

①利益剰余金

2020年3月期:約3,500億円 → 2022年9月2Q:約1.5兆円へ。
荒波さん
荒波さん

こちらも約5倍と大幅増やな。

もりっこ。
もりっこ。

こちらも要因は好業績。

②投資有価証券、③長期貸付金

投資有価証券:この期間で約1.2兆円増加。
長期貸付金:同約400億増加。
かえでさん。
かえでさん。

商船三井も現預金は増加しておらず、余剰資金は
ほぼ投資有価証券として持っているようですね。

④固定資産

こちらも良く見ると船舶等の固定資産増加傾向。

商船三井も2022年3月期の有価証券報告書によれば、2022年3月期は船舶:474億円の設備投資を実施。

ちなみに商船三井も「その他」の大部分は建設仮勘定。
建設中・建造中の固定資産が計上されています。

⑤借入金、社債、CP

これらの負債は、上記期間で約1,000億円増加しています。

かえでさん。
かえでさん。

ここは日本郵船と違う傾向。

⑥その他(固定資産)

主に「その他長期資産」勘定が増加していますが、具体的な内容は不明。

もりっこ。
もりっこ。

出資金なんかもここに入っている模様。

その他。

売上債権や棚卸資産も増加している模様です。

まとめ

2社ざっくり貸借対照表みて気づいた点は以下。

好調な業績を反映して自己資本比率が大幅改善。利益剰余金もかなり増加。
資産側では投資有価証券の増加が顕著。
③船舶等への設備投資も行っている。
④想像していたほど有利子負債は削減していない。
かえでさん。
かえでさん。

いくら配当利回りが高くても業績不安定で
財務安全性もイマイチだったため、
高配当株投資の対象ではなかったですが、
かなり財務安全性は高まってきた気がします。

コンテナ市況も落ち着きつつあります。

もりっこ。
もりっこ。

会社側ももう少し安定した事業を増やしていきたい、
或は現在の株価はいびつという思いもあるようで、
その辺りの改善傾向がより見えてきたらいいですね。

荒波さん
荒波さん

別に15%みたいな配当利回りは要らんわ。
そこそこでいいんだぜ、そこそこで。

それでは、よい1日を!
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コメント

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