おはようございます☆
もりっこ。(@moricco.net)です。
高配当で多分人気の海運2社、日本郵船と商船三井。
だいぶ財務内容が良くなってきたようなので数期の貸借対照表推移をざっくり見てみました。
怖くてなかなか買えない銘柄…。
日本郵船
自己資本比率推移。
2020年3月期:23.9%
2021年3月期:29.4%
2022年3月期:55.6%
2022年9月2Q:62.0%
こりゃすごい!
貸借対照表推移。
(出典:決算短信より抜粋し作表)
①利益剰余金
約6倍やん!
勿論この要因は市況を受けた好業績。
相当業績が良かったことは知ってますが、ここまで純資産が
厚くなっているとは改めて驚きます。
②投資有価証券
一方で現預金は増加しておらず、余剰資金は投資有価証券として
持っていることが分かります。
③固定資産
よく見ると船舶等の固定資産も増加してます。
例えば2022年3月期の有価証券報告書によれば、2022年3月期は船舶:1,128億円、航空機:744億円の設備投資を実施したようです。
④借入金、社債、CP
これらの負債は上記期間で約2,000億円削減しています。
大分稼いだからね!
その他。
売上債権や棚卸資産も増加している模様。
商船三井
自己資本比率推移。
2020年3月期:24.5%
2021年3月期:27.6%
2022年3月期:47.4%
2022年9月2Q:51.8%
数値自体は日本郵船に劣るとはいえ、
商船三井もこの上昇幅は凄まじい。
貸借対照表推移。
(出典:決算短信より抜粋し作表)
①利益剰余金
こちらも約5倍と大幅増やな。
こちらも要因は好業績。
②投資有価証券、③長期貸付金
長期貸付金:同約400億増加。
商船三井も現預金は増加しておらず、余剰資金は
ほぼ投資有価証券として持っているようですね。
④固定資産
こちらも良く見ると船舶等の固定資産増加傾向。
商船三井も2022年3月期の有価証券報告書によれば、2022年3月期は船舶:474億円の設備投資を実施。
⑤借入金、社債、CP
これらの負債は、上記期間で約1,000億円増加しています。
ここは日本郵船と違う傾向。
⑥その他(固定資産)
主に「その他長期資産」勘定が増加していますが、具体的な内容は不明。
出資金なんかもここに入っている模様。
その他。
売上債権や棚卸資産も増加している模様です。
まとめ
2社ざっくり貸借対照表みて気づいた点は以下。
②資産側では投資有価証券の増加が顕著。
③船舶等への設備投資も行っている。
④想像していたほど有利子負債は削減していない。
コメント