高配当株 アサヒホールディングスの2021年3月期決算が発表されています。
高配当株 アサヒホールディングス 2021年3月期決算
概況
(出典:2021年3月期 決算短信より)
- 売上高:164,776百万円(前年同期比+21.5%)
- 営業利益:25,126百万年(同+39.5%)
- 経常利益:26,136百万円(同+48.1%)
- 当期純利益:25,725百万円(同+161.3%)
今年の1月に出した業績上方修正を更に上回る文句の付けようのない数字です。
アサヒホールディングスはセグメントが2つありますが、その内貴金属事業が貴金属価格上昇と市場シェアの増加により今回の増収増益の要因となっています。
(出典:2021年3月期 決算説明資料 より)
2022年3月期 予想
2021年3月期と比較すると、売上は約15%増ですが、営業利益は約5.7%増、経常利益は△0.5%となっており、2021年3月期のような大幅な業績上昇は見込んでいないようです。
ちょっと意外…。
以上のように、稼ぎ頭でもある貴金属事業の利益率が低下する予想となっています。
この点、その理由は明確には記載されていませんでしたので貴金属の市況価格を保守的に見ているのかと思いましたが、電凸してみると、”設備の改廃や投資を行う為で、数年先の種まきの期間でもあります”とのことでした。
どの会社もメールや電話でIRに質問すると丁寧に答えてくれるので、
疑問があった場合は積極的に聞いてみると良いですよ!
アサヒホールディングス 株主還元
配当性向は40%目処。
このくらいの配当性向が一番良い気がします。
2022年3月期の予想配当は90円(分割前の基準だと180円換算)。実質増配予定です。
思いのほか、2022年3月期の業績の予想が伸びていませんでしたが、大きく悪化するわけではありません。高配当株の対象としてはなかなか良い銘柄かなと、個人的には思っています。例年のように期中に業績上方修正も可能性はあるとは思うので、貴金属市況とともにcheckしておきたい銘柄です。
それでは、よい1日を!
尚、当然ですが、これら銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。また、記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
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