おはようございます☆
もりっこ。(@moricco.net)です。
高配当株 キヤノン。
2022年12月期第3四半期決算が発表されました。
2022年10月日時点の株価3,136円。
配当利回り3.83%。
12月決算銘柄や。
高配当株 キヤノン 2022年12月期第3四半期決算
損益状況。
(出典:2022年12月期第3四半期決算短信)
・営業利益:2,560億円 (同 +24.0%)
・税引前四半期純利益:2,319億円 (同 +0.4%)
・親会社株主に属する四半期純利益:1,591億円 (同 +2.7%)
営業利益率:8.9%
増収増益で良い決算。
営業利益率も前年同期の8.0%から改善です。
営業利益の増益額に比較するとそれ以降の利益の伸び幅が少ないのは、有価証券損益の悪化やグループ間資金貸借への為替差損の発生によるもの。
尚、キヤノンは四半期累計決算だけでなく、四半期単独(3か月)の業績も開示しています。
(出典:決算説明会資料)
大幅増収・営業利益まで増益ですが、
その要因は、、、
・概ね計画通りの生産ができた。
・その為販売が好調。
・材料等の高騰の一部は価格転嫁。
・為替円安も寄与。
税引前利益の減少は、前期の通りループ間資金貸借への為替差損の発生のようです。
今後も円安が続けば、
営業利益までは増益方向に作用するものの、
営業外費用のトコロでその効果をある程度打ち消すことが
想定されます(この外貨建て借入残高がある限り)。
ただ、私自身は営業利益最重要視しているので、とても良い業績と思っています。
セグメント。
(出典:決算説明会資料)
これも3か月分やな。
・全事業好調で増収。
・プリンティングのみ減益(レーザープリンター及びインクジェットプリンターの消耗品販売が在宅需要の落込みで減少した為)。
・引き続き営業利益率は回復傾向。
良いと思います。
如何にプリンタートナーやインクの利益率が
高いかわかる…(苦笑)
※ セグメントの詳しい内容は下記。
通期業績予想
業績予想。
(出典:2022年12月期第3四半期決算短信)
・営業利益:3,850億円 (同 +36.6%)
・税引前利益:3,670億円 (同 +21.2%)
・親会社株主に属する当期純利益:2,500億円 (同 +16.4%)
前期と比べれば大幅増収増益。
営業利益率も9.4%
業績予想修正が有りました。
前回の予想と比べると増収ですが、
税引前利益と最終利益は
下方修正になっています。
営業利益までは上方修正ですね。
セグメントでは、
(出典:決算説明会資料)
・プリンティングでは消耗品の販売低下を織り込む。
・主にイメージングの計画を大幅に上方修正した形。
営業利益率がだいぶ回復してきました。
配当予想。
年間1株120円(前年より20円増配)。
特に修正はなくそのまま。
高配当株 キヤノン 気になるトコロ。
在庫。
(出典:決算説明会資料)
・かなり増加。
・4Qの販売増加に向けた準備。
予定通り売れると4Qも期待できそうです。
その他。
連結貸借対照表。
・上記の通り在庫は増加しており、前年同期比で約2,300億円増加。
・短期借入金が前年同期比で約2,000億円増加。
連結CF。
・在庫増加(CFは前期末比較、以下同じ)約1,500億円。
・短期借入金の増加約2,000億円。
・約1,000億円の自社株取得済。
借入金は何に使ったんだろうね…。
4Q想定為替レート。
・1ドル148円、1ユーロ144円の模様。
・為替インパクトは以下の通り。
(出典:決算説明会資料)
早速、為替相場が少々円高に振れてるけど…。
まとめ
・営業利益率も上昇・回復中。
・最終利益は下方修正(個人的にはほぼ気にしてない)。
前期比増収増益だけど、
前回業績予想からは最終利益の
減益を気にする人いるかも。
個人的には営業利益増えてたらOK。
決算期待しちゃおうかな!?
キヤノン 2022年12月期3Q決算でした。
コメント