地味目な銘柄が続いてしまいますが。
高配当株 日本エス・エイチ・エル の2022年9月期第2四半期決算をざっと確認。
見かけは減収減益ですが良く見るとその実態は…。
最近よくあるアレですアレ。
高配当株 日本エス・エイチ・エル 2022年9月期第2四半期決算。
概況
(出典:2022年9月期 第2四半期決算短信 より)
・営業利益 8.3億円 (同:9.6億円) 減益
・経常利益 8.3億円 (同:9.6億円) 減益
・四半期純利益 5.7億円 (同:6.6億円) 減益
減収減益やん!
営業利益率も、52.2%から48.8%へ下落。
まぁ充分高いけど。
「収益認識に関する会計基準」の影響
上記短信の数値は、下記となっています。
・当期:「収益認識に関する会計基準」適用後。
・前期:従来の会計適用。
この点、決算補足説明資料に、前期も当期も「収益認識に関する会計基準」適用した場合の比較が掲載されています。
(出典:「2022年9月期 第2四半期決算」補足説明資料 より)
要は同じ基準で決算すると増収増益。
この辺り留意しておきましょう。
通期業績予測。
2022年9月期通期予測。
(出典:2022年9月期 第2四半期決算短信 より)
変更なし。
配当予想。
年間86円でこちらも修正なし。
ちなみに配当利回りは2022/5/2時点で、3.37%。
もう一声っ!
日本エス・エイチ・エル留意点。
ライセンス料。
(出典:ライセンス契約延長に関するお知らせ より)
このロイヤルティ料ですが、過去の経緯を確認すると更新の都度料率が上っているので2023年4月以降も負担が増えるのかなーと。
親会社との取引。
親会社は株式会社マイナビ。
約30%の株式を保有されています。
そのマイナビ経由での売上高が以下の通り多額です。
(出典:支配株主等に関する事項について より)
売上の半分近くが㈱マイナビへの売上。
関係性は友好的で事業自体もお互いの事業を補完する関係ということですので、今のところは問題ないんでしょうけど、この点は知っておいてよいかと。
書いてて気づいたのですが、日本エス・エイチ・エルって以前銘柄紹介したと思ってましたがしてなかったですね。ま、いっかーってノリで決算確認でした。
以前も何回か触れましたが「収益認識に関する会計基準」は関係する銘柄にとってはそれなりに影響があります。
影響は変更時の1年のみ生じるという理解で良いかとは思いますが、数年後に業績見返した際、2022年にのみ業績が凹んでいる(リーマン時やコロナ時みたいに)銘柄も結構あるかもしれません。
それでは、よい1日を!
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