おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株 東ソー。
先日発表された2023年3月期3Q決算、予想通り良くなかったですね…。
2023年2月3日時点の株価1,645円。
配当利回り4.86%。
高配当株 東ソー 2023年3月期第3四半期決算
損益状況。
(出典:決算説明(業績説明))
・営業利益:589.0億円 (同 △44.9%)
・経常利益:723.0億円 (同 △37.1%)
・親会社株主に帰属する四半期純利益:463.1億円 (同 △40.2%)
営業利益率:7.4%
予想通りかなりの前年同期比減益やね…。
営業利益率も前年同期の約15.9%から
大きく下がってます。
最大のポイントは上記でハイライトしている
ナフサ価格。
セグメントなど。
(出典:決算説明(業績説明))
明確に足を引っ張っているのは「クロル・アルカリ事業」。
当該事業で594億円の減益。
わかりやすいといえばわかりやすい。
そしてその「クロル・アルカリ事業」を見ると、
(出典:決算説明(業績説明))
ナフサ価格の上昇がその要因。
「国内価格の是正等による販売価格の上昇」との記述があるので、
ある程度価格転嫁は出来ているようで増収要因にはなっていますが、
追いつかないようですね。
図表掲載していませんが、当3Qは営業CFも赤字やし、
困ったなぁ…。
①前期比増収大幅減益。
②「クロル・アルカリ事業」の低迷がその減益要因。
③諸悪の根源(!?)はナフサ価格の高騰による原価率上昇。
④当3Q営業CF赤字…。
通期業績予想
業績予想。
(出典:第3四半期決算短信)
下方修正が無いのが救いかな。
・営業利益:830億円 (同 △42.4%)
・経常利益:1,020億円 (同 △36.4%)
・親会社株主に帰属する当期純利益:660億円 (同 △38.9%)
3Q時点での営業利益の進捗率は約70.9%。
どうかな?
配当予想。
年間1株80円(前年と同額)。
こちらも下方修正なしで一安心。
高配当株 東ソー 気になるトコロ。
ナフサ価格。
会社の見通し。
(出典:第3四半期決算短信)
一応若干ナフサ価格が低下する見込なんだけど…。
個人的にもネットでナフサ価格は定期的に確認していて、
kl辺り7万円くらいまで既に下落しているのかと思っていたのですが、
意外に東ソーの決算見ると下がっていないようで…。
会社によって、調達条件等も違うのかもね。
いずれにしろ、ナフサ価格の動向は今のトコロ最大の業績変動要因と思います。
まとめ
・まずナフサ価格の上昇が痛い。
・次にナフサ価格の上昇が痛い。
・更にナフサ価格の上昇が痛い。
・よって今後もナフサ価格の動向が肝。
・下方修正が無かったのは救い。
ナフサのやろー。
価格改定もそれなりに実施されているようなので、
今後ナフサ価格が下がった時に価格改定の効果が
上手く残ってくれることを期待しましょうか。
東ソー 2023年3月期3Q決算でした。
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