少し前にこんな記事がありました。
個人金融資産、2000兆円突破 昨年12月末、消費抑制や株高で―日銀
なんだかわからんが凄そうだ!?
個人金融資産が2000兆円突破したようです。
上記のリンクの記事はこちらです。
(出典:時事通信より)
過去最高だとか。
消費抑制での現預金も増加したそうですが、やはり投資を行っているかどうかでだいぶ違うようです。
こういうのは時間の許す限り元データを確認してみるとより理解が深まりますよ。
日銀 資金循環統計
資金循環統計
この元データは日本銀行が発表している”資金循環統計”になります。
こんなページ。
(出典:日本銀行 統計 資金循環 より)
上記スクショでは途中で切れていますが、ページを下へスクロールしていくと、発表データの閲覧やダウンロードが可能です。
是非一度見てみて下さい。
ちなみに、この統計は超ざっくり説明だと以下です。
エクセルデータを見てもらっても良いのですが、「その他」項目でpdfデータとしての図表が見やすいかと思います。
参考図表
参考図表のP4に家計の金融資産の内訳が表になっていて見やすいです。
(出典:参考図表)
時事通信の記事では現預金も増加とありますが、圧倒的に株式や投資信託の増加率の方が高いです。
(勿論、前年はコロナショックでかなり減らしています。)
あと、この個人金融資産というものには、保険や年金が含まれていることを留意しておきましょう。
正直、金融資産といって保険分をカウントしている感覚は馴染みが薄いかもしれません。
改めて書く必要ないかもしれませんが、
- 圧倒的に預貯金。
- 次に保険。
- 株式や投資信託は少しづつ拡大しつつもまだまだ少ない。
個人的には、預貯金と株式・投資信託が逆くらいでも良い気がします。
ただ、忘れてはいけないのは、例えば1990年頃の定期預金は年利5%くらいの利息が付いていましたし、郵便局の定額貯金に関してはそれ以上、更に1980年頃は10%以上の金利の時代もありました。
その頃から社会に出ている世代(要するに今の高齢者世代)は、わざわざリスクを背負って株式投資するより預貯金を選択したほうが、合理的だったともいえます。
しかもバブル崩壊なんてのも横目で見つつ…。
そうすると、やはり問題は、お金の教育の欠如ということでしょうか。
選択した結果預貯金偏重と、何も考えなくて預貯金偏重とはだいぶ違うかなと。
日米欧比較。
しかもご丁寧に日米欧比較という資料まで(笑)
日米欧比較のデータは少し古くて、2021年第1四半期のものになりますが、該当資料のP2に家計部門の比較があります。
(出典:日米欧比較より)
知ってるわ!
改めて見なくてもだいたい想像の通りですね。
まぁそうだよねって感じです。
現役~若い世代の意識は変わりつつあると思います。急には難しいかもしれませんが、徐々に投資することの大事さが広がって行ったらと思います。
投機じゃないよ(笑)
私も子供にはこの辺り教えておかないと…。
それでは、よい1日を!
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