高配当株投資と聞くと、安定的に配当を出す銘柄ということでそのポートフォリオがほぼ成熟株或は低成長株で占めらると考えがちですが、必ずしもそうではありません。
寧ろ10年後くらいにある程度株価の成長が望める
或はしっかり高配当株に成長してくれるケースも結構あります。
高配当株投資の目標利回りの考え方
基本的な銘柄選定。
私自身は、配当利回り3.5%以上の銘柄をまず検討対象とします。
より重要なのはポートフォリオ全体の目標配当利回り。
ただし重要なのは、ポートフォリオ全体で4~5%程度の配当利回りを達成することを目標としていることです。
これは当然ながら個別銘柄で見ると5%超の銘柄もありますし、当初3.5%を超える配当利回りであった銘柄でも例えば最近のコロナの影響や業績悪化等様々な理由で配当利回りが低下することだってあります。
勿論そのようなことがあまりないよう当初の銘柄選定において注意して選定するのですが、100%その可能性を排除することは当たり前ですが無理です。
出来たら神や!
そこで重要なのが、ポートフォリオ全体での目標利回りという考え方で運用中はこれをキープすることを目指すことになります。
そしてこれがあることを可能にします。
配当利回りはイマイチだが、将来的に高配当株になりそうな銘柄についてどうするか
個別銘柄ベースの配当利回り(私の場合は3.5%)に足りない銘柄。
基本は投資しないことになるのですが、銘柄分析をしていると配当利回り以外はとても魅力的な銘柄に出会うことがあります。
収益性も高い、ビジネスの優位性がある、自己資本比率も高い、PERも割安、でも配当利回りは2.5%しかない…。
いや世間一般に配当利回り2.5%は高い方かも…(笑)
ポートフォリオ全体利回りで考える。
この際先のポートフォリオ全体の利回りにあまり影響しない程度の投資金額の場合や、ポートフォリオ全体で目標利回りを充分確保している場合は投資して良いと思いますし、むしろ将来的な高配当株とするために(言い換えるとある意味成長する株への投資のために)投資した方がよいと思っています。
但し重ねてですが、
ポートフォリ全体の目標利回りは保ったままで。
留意点。
ある程度の株主還元姿勢は大事です。
なので私個人的には配当利回り3.0%前後はないとどんなに将来高配当株に成長しそうでも投資しません。
所謂成長株投資ではないのですし、
シンプルな割安株投資でもないので。
こういうちょっと原則から外れる部分は、気を付けないと言い訳や後付け理由の対象にされがちなので、そこは自分を戒めながらですね。
あくまで配当利回りだけが少し足りない銘柄と割り切っています。
また投資しなくても(できなくても)
ウォッチしておくことも大事です。
その会社の成長具合を見ておくのも大事ですが、コロナ等の暴落相場が来た時にはこれらの銘柄の株価もつられて暴落し、普通に高配当株投資対象の銘柄になります。
実際今年の3、4月に、配当利回りだけが低くて今まで
投資できなかった銘柄数銘柄に投資できました。
資金の関係上投資できなかった銘柄もあるので今も継続ウォッチ中です。
次回は、高配当株投資を意識する前に投資していた銘柄について、今振り返ると以上のような観点から現在高配当株投資銘柄になっていた実際の私の保有株について少し紹介します。
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