高配当株 JT 日本たばこ産業 の2022年12月期第1四半期決算発表されました。
4/28日発表される決算の内でも商船三井等と並んで大注目の決算発表ではなかったでしょうか。
ロシア事業の方向性みんな気になる!
高配当株 JT日本たばこ産業 2022年12月期第1四半期決算。
ロシア事業は悩んでます!?
いつもなら損益や利益状況の概況からスタートしますが、今回は1番気になるロシア事業の行方を確認。
決算短信にも記載ありましたが、決算説明会資料から抜粋します。
(出典:2022年度第1四半期決算説明会資料より)
そして、個人的に ”経営からの分離を含めた” という表現が気になります。
単純に「撤退」と表現せず「経営からの分離」。
売却とか現地子会社の持株低下等による非連結化とか?
また、決算説明会資料には更に、
・ロシア市場の影響は、売上の約8%、営業利益の約15%。
売上は金額にすると約1,852億円、営業利益は約801億円。
特に営業利益への影響が大きいね。
それだけに簡単には撤退はしづらい。
また、従業員を大事にしているように感じます。
撤退するにも雇用を損なわない形を模索していると思います。
為替の影響も上記決算説明会資料に記載されています。
ロシアルーブルは現在ロシア政府が半分為替統制している感じですが、今後はどうなるかわかりません。
このままロシア経済が傾いていくと普通に考えると
円高(恐らくJTにはマイナス)に行きそうだけど、果たして…??
昨日夕方にある程度ブログの下書き書いたのですが、昨晩オンライン説明会の音声が公開されてました。内容確認して以下追記します。
現時点において、、、
・ロシア事業継続は今の所可能(原材料在庫や海外送金も含めて)。
・ロシア事業の第三者への売却も含めて検討中。
・レピテーションリスク(評判・風聞)は気にかけている。
との話がありました(オンライン説明会の特に後半「QAの部」参照ください)。
QAは金融機関担当者と結構ざっくばらんに会話している感がありましたよ。
概況。
概況も確認しておきましょう。
(出典:2022年度第1四半期決算説明会資料より)
順調や!
増収増益の良い決算です。
最近の円安傾向からある程度の良い数字は予想されていましたが、為替一定ベースでもしっかり増収増益でとても評価できる決算だったと思います。
しかも円安の影響を受けていたとはいえ、営業利益率:30.6%は素晴らしいです。
セグメント。
簡単にセグメント確認。
(出典:2022年12月期 第1四半期決算短信より)
ま、いつもの通り。
2022年12月期 通年予想
業績予想。
(出典:2022年12月期 第1四半期決算短信より)
上で書いた通り、ロシア事業の方向性決まるまでは修正なしです。
配当予想。
年間150円。
こちらも今の所修正なし。
気にしておくべきは、2012年12月期決算において発表された、配当性向75%目安です。
この点、今回発表された「経営計画2022」でも引き続き踏襲されています。
(出典:経営計画2022 より)
ロシア市場の動向によっては、当然業績予想に連動する形で配当も修正があり得ます。
JT 日本たばこ産業 ちょっと気になるトコロ。
今回はコレ1択とします。
オンライン説明会を聴いた感では、このままだと
ロシア事業は売却される可能性がそれなりに高そう。
JTにとって一番よいシナリオは売却が決まるまでに
停戦。
これから第2四半期決算発表までの間のリリース気になる!
それでは、よい1日を!
尚、これら銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。
また記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
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