高配当株キヤノンの2021年12月期第3四半期決算が発表されました。
決算確認に忙しい時期が到来ですね~。
高配当株 キヤノン 2021年12月期第3四半期決算
概況
(出典:2021月12期第3四半期決算短信より)
- 売上高:2,557,908百万円(前年同期比+15.5%)
- 営業利益:206,561百万円(同+502.0%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:154,920百万円(同+421.1%)
当四半期決算も前年同期に比べると大幅な業績改善です。
営業利益率も8.0%と、前四半期の営業利益率:8.5%からは少し下がっていますが、昨年と比べるとと大幅に改善しています!
良い決算だったと思うぜい!
尚、7-9月の3ヵ月だけで見ると営業利益率は7.0%。
少し下降傾向なのがちょっと気になります。
(出典:決算説明会資料 より)
上記に少し記載されていますし、決算短信の経営成績及び財政状態の章中にも記載されていますが、プリンティングビジネスユニットでは、半導体や部品不足といった影響があるようで販売台数は伸びていないようです。
一方でサービスや消耗品売上は伸びているようです。
セグメント
インダストリアルの利益率が低い一方で、プリンティングやイメージングの利益率は高いです。
2021年12月期 通年予想
業績予想
前期決算発表時から営業利益を少し(約110億円)下方修正しています。
この通りで推移すると最終的な営業利益率は7.5%程度となりそうです。
決算説明会資料に記載がありましたが、
販売費及び一般管理費の増加ではなく
売上原価の増加による営業利益の減少のようです。
配当予想
年間90円。
前年の80円からは10円増配です。
ここは修正なし。
ちなみに過去の配当性向は下記。
株主還元に積極的で有名な会社ですが、直近では業績低迷に伴って配当性向が100%超えていました…。
(出典:IRバンクより)
2021年12月期予測で計算すると配当性向は約46.8%となります。
無理した配当性向はもう要らないので、この辺りでよろしいかと…。
営業利益率
また、前四半期に引き続き、ここ20年程度の営業利益率を並べてみました。
デジカメ全盛であった2000年代前半の
営業利益率を目指すのはなかなか難しいかもしれませんが、
なんとか8%~10%程度をキープしてもらえれば、
という願いを星に届けたい(笑)
一応こんな方向を目指しているようです。
8~10%どころか、営業利益率12%ですって!
いや、ホント達成して欲しい。
今期の数字を見ていると、ある程度経済活動が活発になれさえすれば、
プリンティングやイメージングの利益はそこそこ創出できる会社と思います。
一方で、メディカルとインダストリアルあたりの利益率を
どうするかっていう課題は続きますね。
基本的には良い決算だったと思います。
上記2025年の営業利益率12%達成できるかどうかはわかりませんが、営業利益率8%前後は出せそうで今後に期待できそうです。
コメント