おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株 アマダ(6113)
先日銘柄確認してみましたが、中期経営計画については一部のみ中身紹介しました。
もう少し興味惹かれる部分あったので、今回は中期経営計画をもう少し確認してみます。
ただでさえ長くなりがちなブログやからな、
適宜分割で…。
アマダ 長期ビジョン2030
中期経営計画に行く前に、その前提としての長期ビジョンがあります。
(出典:HP)
2030年度までの長期ビジョンになります。
・ROE10%以上
ちなみに、2024年3月期の売上予想が3,950億円です。
上記の成長戦略で目を引くのは「グローバル拡大」
「ROE向上」というトコロか。
長期2030を見据えた成長戦略はこんな感じ。
(出典:中期経営計画2025)
現行セグメントを、「レーザー・溶接事業」「アフターサービス事業」
「先端技術事業」という切り口で捉えて目標設定しています。
そして、この上記長期ビジョン2030を前提とした中期経営計画となります。
(出典:HP)
次項でもう少し見てみます。
中期経営計画
基本方針。
(出典:中期経営計画2025)
重要経営指標としては、
〇営業利益:640億円(営業利益率:16%)
〇ROE:8%以上
前提為替は1ドル125円と現時点の為替レートからみると控え目かな。
重ねてですが2024年3月期の売上予想が3,950億円ですので、そんなに遠い数字ではなさそうです。
個人的には営業利益率の上昇を目指すところが嬉しいな。
正直ROEは気にしてないです(自己資本比率高いしね)。
で、その為の4つの基本戦略がこちらです。
①売上高4,000億円必達と収益性改善
②長期成長戦略への活動開始
③資本政策(株主還元)
④ESG経営・体制強化
④はあまり関心ないのでpass(ごめんねー)
①売上高4,000億円必達と収益性改善。
売上高4,000億円必達と収益性の改善の為の施策が掲載されていますが、個人的には「新商品シェア拡大・利益率向上」「サフターサービス強化」辺りに興味があります。
(出典:HP)
新商品は既に受注が始まっていて、生産性の大幅UP、
自動化やスキルレス化、環境性能効果があるとのこと。
主力の板金事業では129代表機種のうち80%が新商品になっています。
これら新商品は利益率も従来より高く下期以降の業績への貢献も期待とのこと。
(出典:HP)
アフターサービスの強化も謳われています。
アフターサービスはストックビジネスとしての
積み上げが期待できますね。
会社資料でも「景気変動にも強く安定した収益を
確保できる当社の強み」とあるぜ。
②長期成長戦略への活動開始。
まずレーザー技術による新領域拡大が紹介されています。
(出典:HP)
いままでの板金機械等では対応しづらい素材に関しても
加工できるようなレーザー技術の研究開発と製品投入を進めるのね。
もう少し詳細な資料もあります。
(出典:中期経営計画2025)
詳しくはわからんが、頑張れ!
(笑)
↓こういう記載が少し理解に役立ちそうです。
(出典:中期経営計画2025(スクリプト付))
技術的に優位性があるという点は心強い!
更にグローバル市場拡大戦略も。
(出典:中期経営計画2025)
現在でも海外売上は大きな割合を占めますが、
今後もグローバルに成長を目指す方向。
現在日本40%、海外60%の売上比率ですが、海外の成長が優勢で海外売上の拡大が重要な戦略になるとのこと。
長期ビジョン2030年には日本35%、海外65%を予測、海外供給強化を図る必要性あり現地での生産工場の新設を計画。
工場での共通作成部品、日本で製造して輸出する商品など
適地適産を判断し柔軟なSCM体制を構築する方向。
③資本政策(株主還元)。
あと高配当株投資なので、やはりココは外せません。
(出典:中期経営計画2025)
・DOE:3~4%程度。
・自己株式取得:中期経営計画内で400~600億円。
DOE勘案嬉しい!
アマダは景気敏感で世界的な景気後退や〇〇ショック時には
概ね業績が悪化し、過去には減配したこともあります。
DOEも勘案することで今後業績悪化時にも配当維持や
減配幅の縮小等の嬉しい影響が出るとよいですね。
会社の方でもこのように記載しています。
(出典:中期経営計画2025(スクリプト付))
景気後退時でも減配リスクが減少するのは嬉しいこと。
一方、獲得キャッシュについての使用用途の全体的なイメージ感としては以下のスライドがわかりやすいです。
(出典:中期経営計画2025)
「戦略投資に優先配分」。
これは成長を目指す企業にとっては
当然のキャッシュの使い方と思います。
(出典:中期経営計画2025(スクリプト付))
余剰資金で自己株式取得でROE向上へ。
感想など…
まず、中期経営計画の数値目標(特に売上)に関しては、達成は比較的ハードル低目な気がします。
利益率の良い新製品の投入が既に始まっていて、
更なる業績成長に関してある程度具体的な状況が
確認できる点は安心感があります。
株主還元については、なんといってもDOE。
配当性向は既に50%で上積みはあまり期待できず、
増配は業績の向上に伴って、となりそうです。
アマダは業績悪化時には減配したこともあります。
この辺りへDOE勘案が良い影響を及ぼすことを期待します。
アマダ 中期経営計画でした。
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