決算発表が立て続けにあるとどの会社を取り上げようか結構迷います。
一応高配当株中心なのでどうしても配当利回りの高めの会社ばかりになりますね。
そんなこんなで、2021年2月4日に発表されたソフトバンクの2021年3月期第3四半期決算をざっと確認しておきます。
高配当株 ソフトバンク 2021年3月期第3四半期実績と2021年3月期予想
2021年3月期第3四半期
(出典:ソフトバンク 2021年3月期 第3四半期決算短信 より)
しっかりと増収増益の決算です。
2021年3月期予想
こちらは上方修正となりました!
- 売上:5,100,000百万円
- 営業利益:970,000百万円
- 親会社所有者帰属当期利益:490,000百万円
こちらの図の方が見やすいでしょうか。
(出典:決算説明会プレゼンテーション資料より)
配当は予想変わらずで、配当性向は約83%程度の見込みです。
高いね(笑)
もはや着目は携帯事業以外
ソフトバンクについては、前回書いた時も少し触れましたが、既に成長エンジンを携帯事業以外に置いています。
(出典:決算説明会プレゼンテーション資料より)
上記のとおり今回の増収増益はヤフーや法人事業の好調さが要因です。
また、ソフトバンクも決算資料で記載しているように携帯事業以外を成長ドライバーとして認識しています。
上記セグメントでは物販や携帯事業はコンシューマ事業として同一カテゴリになっていますが、携帯事業だけ取り出すとその収益比率は徐々に低下しています。
政府による通信料値下要請を受け各キャリアも新プランを出してきており、値下げによる収益悪化が懸念されていますが、ソフトバンクについては携帯事業の収益が低下しても他の事業である程度補うことが年々可能になってきていると言えそうです。
高配当株投資におけるソフトバンク
配当利回りは魅力です。
2021年2月5日時点で約6%あります。
ヤフー事業の成長も期待できます。
一方で相変わらずの有利子負債の多さ(自己資本比率の低さ:2021年12末で約16%)は少し懸念点で、なんといっても孫さんという不確定要素。。。
投資家にとって良くも悪くも、いろんな再編や戦略、
資本政策を打ち出してくるでしょうし、ずっと配当
多めに出してくれるか分りません(笑)
少なくとも携帯事業よりもヤフー等の成長事業の状況に業績がより左右されていくようになっていくと思いますし、また着目したいと思います。
ドコモも上場廃止になったし、少し前によくあった
純粋に携帯キャリアとしてソフトバンクとKDDIとドコモの
どの株を買うべきか、といった議論はもうやりにくいね。
それでは、おやすみなさい!
尚、当然ですが、この銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。また、記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
コメント