おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株 TAKARA&COMPANY。
個人的に好きな部類の高配当株です。
そういえば昨年末に、2025年5月期2Q発表されてましたので確認してみました。
2025年1月9日現在の株価は2,768円、
配当利回りは3.25%。
TAKARA&COMPANY 2025年5月期2Q
経営成績。
(出典:2025年5月期2Q決算短信)
営業利益:21.0億円 (同 ▲16.1%)
経常利益:22.1億円 (同 ▲13.2%)
親会社株主に属する当期純利益:14.6億円 (同 ▲13.1%)
営業利益率も約14.1%。
前年同期の16.6%より低い…。
1Qに引き続きパッとしません。
会社が挙げている減収減益要因は、、、
(出典:決算説明会資料)
減収:通訳・翻訳事業の大型案件の減少。
減益:人件費等経費増加、翻訳単価下落等
また、1Q時には、
「株主総会招集通知の早期納品化による売上減少(前期4Qへ売上)」
もありました。
尚、ディスクロージャー関連事業は一応増収。
3月決算顧客の6月に開催される株主総会招集通知、
従来は、1Qの6月に納品売上がほとんどだったのですが、
少しづつ前期4Qの5月に計上されることが
増えてきているようです。
(出典:決算説明会資料)
1Qの売上割合が数年前3割以上あったのに
徐々に低下中。
今期も4Qの業績が良いいいのですが…。
例年3Qも業績は凹むから、
4Q頼みかな…。
(出典:決算説明会資料)
金商法(金融商品取引法)関係も変動そこそこあるけど、やはり一番多いのは会社法関連です。
金商法は短信や有報作成、
会社法は総会の招集通知作成等が主な内容。
セグメントも軽く。
(下記は調整・内部消去前)
(出典:決算説明会資料)
どちらのセグメントも約2.3億円の減益。
通訳・翻訳事業の減益率が大きいね。
もともと利益率低いのに…。
ちなみに、当2Qのセグメント利益率は、、、
・ディスクロージャー関連事業:16.1%
・通訳・翻訳事業:1.7%
通訳・翻訳事業頑張って~
財政状態、CF状況。
財政状態。
(出典:2025年5月期2Q決算短信)
・自己資本比率は引き続き高水準で約80.4%。
・現金預金残高約165.3億円と総資産の約46.9%。
(現金預金と投資有価証券の合算では総資産の約55.8%)
・有利子負債は約1.0億円程度。
総資産が少し減少。
・現預金が18.9億円増加。
・売上債権が20.3億円減少。
・投資その他の資産(投資有価証券やその他(保険積立金))が3.5億円減少。
・買掛金や未払費用が約13.9億円減少。
財務は相変わらず鉄板。
こういう会社好き(笑)
CF状況。
・投資CF:▲4.5億円(同:▲4.2億円)
・財務CF:▲5.3億円(同:▲7.8億円)
・期末キャッシュ:164.2億円(同:141.6億円)
業績は下がっていますが、営業CFは増加しています。
これは、主に期首に比べて売上債権が減少したためです(4Qよりも売上が少ないので)。
①減収減益決算。
②人件費等経費増加、通訳・翻訳事業は大口なくなり減収+単価減。
③1Qでは会社法関係の前期4Qへの前倒しも要因だった。
④変わらず財務安全性超高い。CFも問題なし。
通期業績予想
業績予想。
(出典:2025年5月期2Q決算短信)
営業利益:43.0億円 (同 +1.6%)
親会社株主に属する当期純利益:29.0億円 (同 ▲3.8%)
修正無し。
大丈夫かなぁ…。
営業利益率は2024年5月期同程度の14.3%。
4Q頑張ってもらわないと!
(3Qは期待していない)
最終利益の減益は、
前期の特別利益に投資有価証券売却益約1.5億円
あった反動かと。
配当予想。
年間90円(2024年5月期から 10円増配)。
こちらも2Qでの修正はなし。
(出典:決算説明会資料)
特にDOEとか累進配当とか目立つ還元政策は有りませんが、事業やその業績が比較的安定的なので、安定的な配当で良いかと思います。
全社的には安定的やけど、
通訳・翻訳事業は、変動大きい…。
TAKARA&COMPANY 気になるトコロ
季節変動。
毎回ですがTAKARA&COMPANYは1Qと4Qに業績が偏ります。
(出典:決算説明資料)
上スライドは前期決算のものです。
2Qだけでなく3Qも少し業績が凹みます。
凹む中でも前年同期比較は
気にしておきたい。
有望なのは。
1Qは徐々に業績占める割合が低下傾向。
また、四半期報告書の廃止や株主通信の廃止といったマイナス要因もチラホラとありますが、一方で業績が伸びている分野もあります。
(出典:決算説明会資料)
基幹システムの販売は好調なのは良いことです。
ディスクロージャー翻訳も需要増加、統合報告書ニーズも増加。
引き続き、IR廻りのニーズを
うまくキャッチしていってもらえれば。
通訳・翻訳事業・・・。
イマイチ安定しないです。
利益率も低目だし…。
ディスクロージャー業務を行う以上、翻訳等は必ず必要な業務とは思うので、頑張ってもらうしかないですねー。
今後の挽回に期待しましょう。
まとめ
・人件費等経費増加、通訳・翻訳事業は減収。
・徐々に1Q業績占める割合低下(特に招集通知関連で)。
・3Qも業績凹むよ。
・財務安全性変わらず超高い、CFも特に問題なし。
・2025年5月期増収増益(最終利益除く)決算&増配のまま。
・需要増加のサービスもある。
減収減益決算です。
季節動向がある銘柄ですが、年間予想は大丈夫でしょうか。
4Q次第かなー。
まぁたまには本決算で凹んでもしょうがないとも思います。
普段あまり配当利回りの高い銘柄ではないのですが、3Qも凹めば配当利回りの上昇も期待できるかもしれませんね。
良い買増しタイミングが来たら、
少し買い増したい銘柄です。
TAKARA&COMPANY2025年5月期2Q決算でした。
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