
おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株 キヤノン
現在は高配当株としてはあまり人気が無いように思いますが、約20年位前は業績、株価、配当ともに、かなり人気のある銘柄だったと記憶しています。
個人的にも昔から着目して保有もしていますが、一時期かなり落ち込んだ利益率の動向を久々に確認してみたいと思います。

2025年12月12日現在
株価は4,780円、
配当利回りは3.3%。
キヤノン 営業利益率推移
営業利益率推移。


あんまり
いい推移じゃないよな…。
やはり、人気のあった頃は営業利益率も高かったですね。

17%とかの時代があったんだね。
今の倍くらい。

昔業績良かった時は、
恐らくデジカメ全盛時ですね。
今はデジカメ持ってない人の方が多いのではないでしょうか。
スマホのカメラで充分ですから…。
スマホの能力向上と共に利益率も低下傾向で、コロナの頃には更に業績悪化して、営業利益率は6%台までに低下。

その後は盛り返しつつありますが、
まだ営業利益率は1桁台です。
また2024年12月期は営業利益率が6%台に低下していますが、メディカル部門ののれんの減損損失の計上が要因です。
当該減損損失を除くと、営業利益率は9.9%となっており、利益率の回復は進んでいるといえそうです。
業績自体の確認。
過去15年程度の売上と営業利益の推移も見ておきましょう。

(出典:IRバンク)

右肩上がりって感じ
じゃないよなー。
営業利益で空白となっている部分は下記です。
・2009年12月期:2,170億円
・2010年12月期:3,875億円
・2011年12月期:3,780億円
また、上記表の1番上2008円12月のみ連結ではなく個別の財務数値となっています。

業績右肩上がりでないので、
あまり現在高配当株として
人気がイマイチなのは
正直理解できますね。
目標とするところ。
個人的には、営業利益率10%超になることを期待していますが、キヤノン自体も以下のように考えています。

(出典:2024年12月期説明会資料)
目標営業利益率は12%!!

期待しちゃう。
課題はやはりメディカル部門の利益率の低さ。

(出典:2025年12月期3Q説明会資料)

その他の部門の利益率は
問題なさそうやな。
2024年12月期の決算説明会の質疑応答によれば、メディカル部門の現在の目標は下記。
・売上高:6,000億円
・営業利益率:10%

売上については2026年12月期頃には
達成できそうだが、
利益率はもう少し時間がかかる
との回答がされていました。
頑張ってもらいましょう!
さすがに昔の営業利益率17%というのは無理としても、10~12%の営業利益率は期待したいし、充分視野に入っているのではないかと考えています。
2025年12月期着地見込
2025年12月期の着地見込を確認しておきます。

営業利益:4,510億円 (同 +61.2%)
経常利益:4,660億円 (同 +54.7%)
親会社株主に属する当期純利益:3,255億円 (同 +103.4%)

10%までもう一息!
配当推移
1株配当額も掲載してみました。

2008年以前はぱっと拾えなかったのでブランクとしていますが、2020年12月期までは減配しない銘柄として知られていたと記憶しています。
さすがに業績低迷+コロナ禍を受け、2020年12月期に大きく減配しましたが、よく見ると2025年12月期の1株配当予想は160円となっており、2019年12月期までの配当額に回復してきた模様です。

よく戻ってきた~!
毎年というわけではないですが、時々自社株式の取得も行っている面でも、配当額の回復の一助となって良そうです。

純粋に嬉しいしね。
まとめ
・メディカル部門の利益率の低さが問題。
・1株当たり配当額は、一時期の頃にだいぶ戻ってきた。

もう少しだね。
業績や減配から、一時期と比べると銘柄の人気は落ちちゃた面は否めませんが、また徐々に評価されつつあるのではないでしょうか。

個人的にも
期待しております。
キヤノン営業利益率推移でした。

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