高配当株キヤノン。
2022年7月26日決算発表のうち個人的に1番注目かも。
12月決算なので第2四半期決算ですね。
高配当株の老舗(笑)かな。
高配当株 キヤノン 2022年12月期第2四半期
損益状況。
(出典:2022年12月期 第2四半期決算短信)
営業利益:1,746億円 (同 +18.1%)
親会社株主に帰属する四半期純利益:1,050億円 (同 △0.6%)
営業利益率の回復素敵☆
特記事項としては、
・需要は堅調。
・上海ロックダウンの影響は大きく生産ができず販売数量は想定以下。
・部材や物流コスト高騰の影響を受けるも、価格対応や高価格製品の販売比率を高める。
尚、最終利益の減益については、有価証券評価損やグループからの外貨建て借入に関する為替差損の発生が要因とのこと。
最終利益の減益については
そんなに気にする必要はないと思います。
セグメント。
(出典:決算補足資料)
プリンティングが若干営業利益率低下していますがそれでも10%以上。
他のセグメントも好調で、特に今回の第2四半期(3か月)はメディカルの利益率の上昇が目を引きます。
メディカルは特に米国市場が好調だった模様。
というか米国は全事業好調。
(出典:決算補足資料)
ごちゃごちゃしててすいません…。
CF。
CFで在庫の△が少し気になりました。
(出典:2022年12月期 第2四半期決算短信)
CFが△ということは
在庫が増加しているということです。
(出典:決算説明会資料)
この点、決算説明会資料によれば以下の通り(一部前記と重複)。
・為替影響を除くと、販売会社在庫については堅調な需要に対して供給が追い付いておらず約100億円減少。
・仕掛品や原材料については、部品逼迫対策として早めに確保しており、上海ロックダウンで想定外の部品不足にによる生産が遅延した影響で部品在庫が増加。
・露光装置については、下期に上期の5割を超える販売台数増加を見込んでおり設置中の在庫が増加。
そして、いずれも下期に生産を進め販売に繋げていく計画で
12月末在庫は適正水準まで減少する見込みとのこと。
こちらも問題なさそう。
2022年12月期通期予測と配当予想
通期業績見通し。
上方修正!
(出典:決算説明会資料)
営業利益:3,760億円(同 +33.4%)
部品不足の販売数量減はあるものの、売価改定と高単価の製品にシフト
させることで一部を吸収し、円安の追い風も加わることで
全社の年間の業績見通しを上方修正だそうです。
ちなみに下記の想定レートは、ドル133円、ユーロ138円。
上記表中のレート(ドル128.37円、ユーロ136.28円は通期の予想平均レートかな。)
為替感応度も表示してくれています。
・ドルが1円円安 → 営業利益19億円増加
・ユーロが1円円安 → 営業利益16億円増加
日銀が緩和している間は急激な円高は
考えなくて良さそうかな。
まぁ為替の先行きは分からんですけどね。
配当。
こちらも上方修正!
年間100円予想から120円の増額です。
これはうれしいーわー
高配当株投資の醍醐味やね。
良い第2四半期決算だったと思います。
第3四半期も良い決算でありますよーに!
コメント