おはようございます☆
もりっこ。(@moricco.net)です。
高配当株 日本ピラー工業。
2023年3月期第2四半期決算については先日ブログに書きましたが、ソースが短信のみでした。
今回決算説明資料とQ&A要旨についても確認してみます。
会社の規模なども違いますが先日のどこかとは違って(笑)
一般の個人投資家向けにも非常にわかりやすい資料となっています。
高配当株 日本ピラー工業 決算説明会資料から
2Q決算。
2Q決算ざっとおさらい。
(出典:決算説明会資料)
かなりの好業績でしたね。
一応気になっているのはアメリカ主導の
対中国輸出規制のトコロかなー。
営業利益の分析。
(出典:決算説明会資料)
収益の増加が営業利益増加の1番の要因。
しかも値上げ出来てるところが良いですね。
セグメント。
(出典:決算説明会資料)
日本ピラー工業の決算説明資料の良いポイントの1つ目としては、
上記のように5年程度の簡単な時系列比較を掲載してくれているトコロ。
これは助かるわ。
イチイチ他の資料やサイト見なくて済むし。
2つ目。
どうしても製造業や化学業種の場合一般投資家から見て製品やサービスが分かりづらいですが、一応このように製品説明してくれているトコロ。
(出典:決算説明会資料)
勿論、これだけで全てを理解できるわけではないですが、
それでもこの部分があるのとないのでは大きく違う気がします。
何よりごちゃごちゃしてなくて全体的に見やすいぜ。
それ、意外にかなり大事なんだよね。
折角情報盛り込んでも見てもらえないと意味ないからね。
通期予想。
通期予想は前回予想据置でしたが、こちらもざっとおさらい。
(出典:決算説明会資料)
2Q実績の対通年予想進捗率は下記のように高くなっています。
・営業利益:57.7%
・経常利益:61.7%
ただ、対中輸出規制の影響が見えないので保守的に据置。
受注状況。
こちらも好調です。
この受注高や特に受注残高を見る限り3Q以降も
本来は順調な業績となりそう。
対中輸出規制の影響は?
会社も気にしていますし、投資家も気にしています。
アメリカは10月に中国に対する最先端の半導体や製造装置の輸出の全面規制を始めました。
例えば、ジェトロのHPに記載されている内容を見る限り結構厳しい気がします(一例らしいですが)。
米商務省、対中半導体輸出管理のガイダンス公表
さらに、アメリカは同盟各国に同様の規制への同調を求めている模様。
ただ一方でこんなニュースもあります。
欧州、中国巡る中立姿勢あらためて主張-米国の対中半導体規制に反発
例外規定もそれなりにあるみたい。
多分に政治的な話なので、正直どうなるのかわかりませんね。
日本が同調しないというのは想像しにくい気もしますが。
この米中の関係ですが、対立が激しくなり規制が強くなれば日本ピラー工業(だけでなくその他半導体関連事業銘柄)の業績にも影響を与えそうです。
ちょっと話逸れますが国際情勢(米中対立激化)を見ていると、
(円安の恩恵もありますが)国内への製造拠点の回帰が
思いのほか大規模且つ長期に渡り構造的に進むかもしれませんね。
純粋に株式投資の面からだけでいうと、
このまま好業績が持続してくれると良いのですが。
さてさて、どうなりますか。
・3Q以降も業績は本来順調。
・ただ政治的な事象で腰折れリスク有。
ってことやな。
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