おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株投資を初めてまだ2年程度ですが(投資自体は20年以上ですが、高配当株投資をメインにする前は主に割安株に投資してました)、高配当株の売却に関して少し思いついたことがあります。
もしかしたら当たり前のことかもしれませんが
あまり考えていませんでした…。
高配当株については基本は売却しない。
基本は保有し続ける前提。
私が今行っている高配当株投資は、基本は一度投資すると売却せずずっと持ち続けて、可能であれば増配や安定的な配当を長期間享受したいという方針です。
従って、単に高配当であることのみに着目して投資するのではなく、配当利回り以外にも以下のようなことを検討して投資しています。
・収益力は有るか。
・財務は安定しているか。
・割安か。 等々
自分なりに納得して投資した銘柄であれば、基本売却を想定しないことで評価損もあまり気にならなくなります、というか気にする必要がなくなります。
そして次の世代へ渡せればBEST!
但し、以下のような場合は売却を考えます。
投資した前提が崩れた場合
事業内容が変わったりM&A等様々理由により、当初投資する理由となった収益力や事業の優位性等が低下したり、財務内容が大幅な悪化した場合。或はそもそも当初の銘柄に対する認識・理解の誤り等に気づいた場合など。
決算書を遡って修正しないといけないような大きな不正や、明らかに社会モラルに反する行為・組織的犯罪等が発覚した場合
そんな中、上記のようなネガティブ要素でなくても
売却する場合もあるかもしれないと最近感じ始めています。
最近思いついた売却の一考察。
保有銘柄が大きく値上がりしたらどうなるか。
以下は、私の実際の保有銘柄の一部です。取得価額も株数も実際の数値です。
双日は5年くらい前、朝日ネットに至っては10年以上前の取得になります。
その後の業績の成長や増配を経て、取得価額から見た配当利回りは5.2%~7.3%と結構高くなっており、嬉しく思っています。
次に、2021年10月8日の株価で、仮に売却した場合の試算です。
結構含み益がありますね。
でも高配当株投資では売却はしない前提だよね?
特に投資の前提が崩れたり大きな不正があったわけではなく
保有継続していくつもりです。
なんですが、、、ちょっと以下のことに気づきました。
上記2銘柄を売却した資金で、別の高配当株銘柄を買い直した時の年間配当額見込です。
なんかそのまま持ち続けているよりも年間配当額増える模様!
しかも、仮に上記朝日ネットをNISA枠で保有していたらどうでしょうか。
売却時の税金が掛からないので約290万円をそのまま新規投資に廻せます。
その場合の配当額は、
・配当利回り5%の新規投資の場合:約145,200円。
・同4%の新規投資の場合:約116,160円。
実際には双日の大部分がNISA枠で一部はNISAではないです。
ちょっと計算めんどいので朝日ネットがNISA枠と仮定した場合で
説明することにしました。
実は双日は掲載する必要が無かったな…(笑)。
現時点で上記2銘柄を売るつもりはありませんが、このように保有銘柄の含み益が増えてくると銘柄によっては売却検討の余地があるかも、と少し感じました。
そもそも高配当株投資だとグロース株への投資はあまり考えにくいので、含み益が多額になる想定はあまりなかったです。
ただ、5年、10年、それ以上と保有し続けることで
そのようなケースも出てくることがありそうです。
検討しないといけない事項。
配当額の多寡もそうですが、他にも以下のようなことがありそうです。
- 含み益を抱えた保有銘柄への信頼性。
- 仮に売却した場合に投資する新銘柄の事業内容、収益力や財政状態を鑑みて、保有株より魅力的なのか?そもそもそんな候補銘柄があるのか?
- 手許資金の兼ね合い。
既存銘柄への信頼というのは定量評価のみでは測れず曖昧になりがちですが、それでも軽視できないと感じます。
勿論、収益力といった数値的なものも含まれますが、ある程度の期間保有してきたことで醸成される既存銘柄への信頼というものは確かにありそうです。
個人的には可能なら売却せず新規資金で新規投資するのが良いと考えますが、
あまりに含み益が多額になると少し考えそうですね。
しかし、元々配当の多寡のみでの銘柄選定ではないことは忘れてはいけません。
配当利回り5%の銘柄を買わずに3.8%の銘柄に投資することもあります。
従って、重ねてですが例に出した上記の2銘柄を
現時点で売却するつもりはありません。
一方で、朝日ネットは昨年一時株価1,400円くらいまで上がっていたような記憶があります。
そこで売却していると上記試算の更に倍額の年間配当を得れる可能性があったことになります(朝日ネットと同程度或はそれ以上に投資したい高配当株銘柄の候補があることが重要な大前提)。
そこまで評価益を抱えた場合には、
銘柄によっては一考の価値はあるかもしれません。
あまりに含み益が出てきた場合には少し悩むかもです(笑)
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