おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株 横河ブリッジHD。
累進配当政策を採用していることもあり、高配当株界隈ではちょくちょく名前が出てくる銘柄です。
1Qの状況からも懸念していたのですが、今回2Q業績下方修正の発表がありました。
2024年10月23日現在の株価は2,610円、
配当利回りは4.21%。
2Q下方修正
2Q下方修正です。
(出典:業績予想の修正に関するお知らせ)
結構な下方修正だな…。
・売上高:▲6.8%
・営業利益:▲45.1%
・経常利益:▲50.7%
・最終利益:▲37.5%
かなりの減益と言ってよいかと。
会社が挙げている要因は、、、
〇橋梁事業
・受注は過去最高水準で推移。
・施行中工事も順調に進捗なものの、設計変更等の上振れは発生せず。
〇システム建築事業
・足元受注回復傾向。
・売上は少ない。
端的に言うと、
システム建築事業の業績が芳しくないということでしょうか。
既に1Q時点で前年同期比減収減益だったのですが、その際短信にも「システム建築事業の期首手持ち工事量の減少によるものです。想定通りやや厳しいスタート」と記載されています。
1Q時点での受注残を見ると、
確かにシステム建築事業の受注残が
減少しているのは見て取れます。
(出典:2025年3月期1Q決算短信)
一方で全体としては1Q時点で受注残高は前年並みで、全体として事業環境が相当悪い(2Q減益幅から想像されるほど)ということでもなさそうです。
この辺りは2Q決算時の受注動向を
注視したいトコロ。
通期業績予想とか配当とか
通期業績予想は2Q時に修正発表予定。
(出典:2025年3月期1Q決算短信)
営業利益:155億円 (同 ▲2.8%)
経常利益:145億円 (同 ▲2.9%)
親会社株主に属する当期純利益:117億円 (同 ▲1.3%)
通期予想は
2Q決算発表時に見直して発表する模様。
今回の2Q修正による営業利益は通期予想の約25%の進捗率しかありません。
上記の通り1Q時点での受注残高はそこまで悪くないとはいえ、通期も下方修正が避けられないのではないかと考えています。
あとは2Q時点の受注状況で
どこまでその影響が低減できるのか、
という感じかな。
勿論、
この手の事業は売上計上にバラつきがあるので
3Q4Qで意外に挽回する可能性もあります。
配当は現時点では据置。
1Q時点では年間110円(2024年3月期の95円から15円増配予想)。
今回の2Q下方修正では、現時点では配当予想の変更はないとのことです。
セーフ!
横河ブリッジHDは累進配当政策を採用しています。
仮に通期業績予想が大きく下がるとしても、少なくとも前年の95円はキープしてくれるのではないでしょうか。
ちなみに下方修正した2Q予想EPSは85.98円。
受注が毀損しておらず3Q4Qある程度業績回復する前提だと、
95円は充分出せる配当性向の水準かと思います。
ちなみに2024年3月期の配当性向は約32.6%。
まとめ
・システム建築事業の売上が少ない。
・とはいえ1Q時点で全社ベースでの受注残高は前年並み(システム建築事業は減少)。
・2025年3月期2Q決算発表時に、通期業績予想修正発表予定。
・配当は現時点では当初予想据置(累進配当なので今後下げても前期並みは確保か)
・2Q時点での受注状況要確認!
1Q時点で下方修正あるかと思っていましたが、2Q下方修正に関しては思ったより減益幅が大きかった印象です。
一方で全社レベルでの受注は少なくとも1Q時点ではそこまで悪くないので、工期の関係で3Q4Qは1Q2Qよりは良い四半期決算になるのではないかとも予想しています。
累進配当なので
減配は多分しないとは思いますが。
そう願う。
いずれにしても2Q決算発表時の通期業績予想や受注状況が気になりますね。
横河ブリッジHD2Q業績予想修正でした。
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