高配当株 日本ケアサプライ の2023年3月期第1四半期決算をざっと確認。
地味目だけど、高配当株界隈ではそこそこ有名かも。
高配当株 日本ケアサプライ 2023年3月期第1四半期決算。
損益概況。
(出典:2023年3月期第1四半期決算短信 より)
・営業利益 4.6億円 (同:△22.2%)
・経常利益 4.8億円 (同:△20.2%)
・親会社株主に帰属する四半期純利益 3.1億円 (同:△21.3億円)
着実に減益してる気がする…。
営業利益率も、10.6%から7.4%へ下落。
(出典:IRバンク)
過去の売上と営業利益の推移を見ても営業利益率はここ最近低下気味です。
主な理由は、レンタル資産の購入増加による減価償却費の増加や物流費の増加の模様
短信記載だと人件費も増加してるらしいです。
減価償却費の状況。
日本ケアサプライは四半期決算でキャッシュ・フロー計算書を作成していません。
決算短信だけだとわかわりませんが四半期報告書に以下の注記があります。
(出典:四半期報告書)
当四半期の償却費の増加は1.7億円。
当四半期の営業利益:4.6億円。
前年同期の営業利益:5.9億円。
利益率の低下はある程度説明できそうです。
勿論これはレンタル資産のみの償却費ではないですが、下記の固定資産の状況を合わせてみると減価償却費の増加はレンタル資産の増加による部分が大きいことが伺えそうです。
(出典:2023年3月期第1四半期決算短信 より)
ちなみにレンタル資産は定額法で償却期間3~6年。
定額法なのでレンタル資産の購入を進めていくと
暫くは償却費が積み上げ的に増加しそうです。
通期業績予測。
2023年3月期通期予測。
(出典:2023年3月期第1四半期決算短信 より)
変更なし。
配当予想。
年間70円でこちらも修正なし。
期末一括配当である点は留意。
高配当株 日本ケアサプライ 気になるトコロ。
①営業利益率の低下。
どの辺りで落ち着くのか、まだまだ低下するのか?
つまり言い換えると更にレンタル資産の積極的な購入続くのかってことですが、謎です(笑)
見守りますか。
②高齢者生活支援サービスについて。
(出典:四半期報告書)
セグメントは単一ですが、売上の区分(「福祉用具サービス」と「高齢者生活支援サービス(EC販売や食事サービス)」)は開示されています。
売上に占める高齢者生活支援サービスの割合は10%ちょっとくらい(掲載していませんが2022年3月期も同様)。
感覚的にECサービスや食事サービスの利益率はそんなに高くない(営業利益率1桁かな?)と思っているのですが、今後の情報開示を待ちたいです。
既にどこかに開示されていたら
見落としているのでご指摘ください。
③介護保険制度。
(出典:2023年3月期第1四半期決算短信 より)
だそうです。
この辺りの内容はまだフォローできていないのですが、今後フォローして何か気になる点あれば追って記事にします。
喜べず、かといって悲観することもなく、
なんともいえない決算が続きますね。
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