ちょこちょこ高配当株銘柄として紹介されている銘柄になります。
2124 ジェイエイシーリクルートメント について確認してみました。
2022年3月2日時点の配当利回りは、4.0%。
充分高配当株といえます。
高配当株投資 2124 ジェイエイシーリクルートメントの概要
事業内容
わかりやすい事業になります。
人材紹介。
人材を求める企業と職を求める人をつなぐ仕事になります。あと、求人広告事業も行っています。
中途採用市場が主戦場と思います。
直近のセグメント状況
(出典:2021年12月期決算説明資料より)
売上も利益もその大部分が国内人材紹介事業。
会社HPもあわせて参照ください。
尚、最近の株価は、昨年秋冬ごろの高値からだいぶ下落しています(クリックするとヤフーファイナンスさんへとびます)。
主要数値
2022年3月3日現在 株価:1,858円、PER:18.1倍 配当利回り:4.0%
(出典:バフェット・コードさんより)
収益状況
①売上・利益推移
売上高は、2021年12月実績で248億円。2022年12月期予想285億円。
(出典:IRBANK)
売上も営業利益も概ね右肩上がりです。
2020年12月期はコロナの影響で業績が落ち込みましたが、2021年12月期はコロナ前の水準に戻ってきた感があります。
とはいえ少し成長度合いは減速気味かもしれません。
②営業利益率
23.4%(2021年12月期)
かなり高いと思います。
③ROE
29%。
こちらも高い。
ちなみにROAは20.5%。
CF状況
(出典:バフエット・コード)
きれいです。営業CFの創出状況素晴らしい。
投資CFもそんなに多くないので、キャッシュが貯まりそうなCFですが、最近は配当が増えてきて財務CFの△が大きくなっています。
財務状況
①自己資本比率
70.6%(2021年12月期)。
すげー!!
②現預金残高等
2021年10月末時点で12,932百万円。総資産の約68.2%になります。
そして、無借金経営。
配当状況
直近の配当利回り:4.0%です。
2022年12月期は年間75円の配当予想となっています。2021年12月期が73円でしたので2円増配です。
(出典:IRBANK)
配当利回りの推移も見ても、ここ数年は3%以上です。
ただ、配当性向を見ると既に高めなので、配当性向の観点からは増配は難しそう。
王道ですが、業績上昇による増配あるのみ!
PER
私は高配当株でも割高な銘柄は購入しません。そう意味では、高配当割安株投資いうのが正確な表現かもしれません。
そのPERですが、約18倍。
正直手を出しづらいです。
ただ、20倍以上のPERであることが多い銘柄なので、その意味ですは少し割安になってきています。
その他 高配当株銘柄 ジェイエイシーリクルートメントに関する特記事項
①2022年12月期予想
増収・増益予想。
若干営業利益率が下がるのが懸念事項。
といっても21.7%と充分高いです。
収益規模が大きくなるにつれ営業利益率が逓減している点はちょっと気になります。
②配当方針
2021年12月期決算説明資料より
上に書いたように、既に配当性向は高いですし必ずしも増配を目標としているわけでもないようです。
一方で、潤沢な営業CFの創出力と保有現預金残高、自己資本比率に見られるように財務健全性は非常に高く、急激に配当性向が低くなることも想定しづらいです。
現状のビジネスが変わらない限りは、配当性向は大きく変わらないのではないでしょうか。
高配当株銘柄 2124 ジェイエイシーリクルートメント 総括まとめ
評価できる点は、以下。
- 収益力高い。
- 財務健全性高し(借金なし、自己資本比率高い、現預金保有高潤沢)
- 配当性向は高め(還元意識は高い)
- 来期予想増収・増益
懸念点としては、
- PERを機械的に見ると、そんなに割安ではない。
ここは判断が分かれる部分ですね。
私自身は、業種・銘柄問わず画一的に目安として利用していますが(じゃないといろいろ都合よくルール変えて投資してしまいそうなので(笑))、この銘柄自体のPER推移なんかをみると決して割高ではないです。
今後の個人的着眼点
- 2022年12月期の実績数値
興味が湧いたら研究してみて下さいね~。
それでは、よい1日を!
尚、当然ですが、この銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任で。また、記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
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