一般的に個人投資家が投資を行う際、売却のタイミングを図ることはなかなか難しいものがあります。
私も損切りが遅くなって損失を拡大させてしまったり、挙句の果てに上場廃止のまま保有している銘柄もあります。
一方で、株価が大きく上昇したので売却したもののその後も株価がどんどん上昇し、”売るの早かったかなぁ…”と思う銘柄も結構ありました。
ホントに売却タイミングは難しいです。
逆を言えば、売りを上手にできると投資成績も上昇すると言えるかと思います。
その売却タイミングの改善するにはどうしたらよいのか考えてみました。
数値目標で機械的に売却。
これはよく紹介されている方法です。
例えば、”15%値下がりしたら損切り、30%上昇したら利確”とか。
これを私情・感情を入れず機械的に徹底して行うという方法です。

これが可能なら投資成績は上がると思います。
勿論、上値は追えなくなりますが、多分投資成績を上げるに最も重要なことはいかに損失、塩漬け株を減らすかということかと思います。

細目に株価を確認しないといけないかも。
あとは徹底できるかな、というところ。
高配当株投資を行う
私は今現在はコレで、銘柄売却の判断をpassできています。
私が実践している高配当株投資は、購入前の銘柄選定には時間をかけますが、原則として売却は想定していません(よっぽど銘柄選定時の前提が変われば別です)。

先日のドコモみたいな場合は例外で売却しちゃいました。
メリット
- 売却タイミング考えないで良いので精神的にも楽チンです。
タブーとされているナンピンも銘柄自体の事業、営業成績等が毀損していないならありです(笑)。 - 例え個別銘柄の株価が下落しても、5%の配当利回り(便宜税金考慮外)が10年続けば元本の半分は回収です。
また、ポートフォリオ全体で含み損がでなければいいなぁという思いで投資しているので、個々の含み損もあまり気になりません。
デメリット
- 投資の大原則である余裕資金で投資していない場合、不測の事態で売却してキャッシュを作らざるを得ないケースは困りますね。
最もこれは、高配当株投資に限ったことではないですね。 - 高配当株として当初の選定に手を抜かなかったにも関わらず、その後銘柄自体の事業が毀損(一時的に業績下落ではなく)してしまい、減配や無配、株価下落となり、そのような銘柄がポートフォリオの少なくない部分を占めることでポートフォリオ全体で多額の評価損を抱える場合。
これは勿論理論的にはあり得る事態ですが、選定をしっかりすればかなりの確率で減らすことは可能です。

実際、コロナショックの最も市況が悪かった際も、
ポートフォリオ全体では含み益でした。
高配当株投資はとても良い方法(な気がします)
こう考えると、高配当株投資とても良い投資方法だな、と思うんですが(笑)。
もっと大きく短期間で資金を増やしたい人には不向きですし、精神的に強い・ブレない(機械的な損切りバンバンできる!)人にも不向きかもしれませんが、精神的に強くない私のような人には適している投資手法と思います。
保有銘柄の株価が上昇すれば、その恩恵は次世代に渡すことができいろんな意味で御の字ですね。

難しいと上に書いた売却タイミングの決定自体も
子供に相続しちゃうということでpass(笑)
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