ROEを考える

投資全般

効率性の指標として有名なROE。投資家から投資先選定時に重要視される場合も多いですし、企業側もROE数値を経営目標とする場合も結構ありますね。

そんなROEですが、単純に表面的な数値だけではなくもう少し深堀してみます。

ROEの基本

算出方法は以下の通り。

ROE(%)=(当期純利益 ÷ 純資産)×100
(※実際の計算では、純資産から新株予約権等控除項目ありますが便宜省略)

ROEは、8%~10%以上あれば、優秀な会社と見なされることが一般的です。

ROEを少し深堀を考える

ROEと自己資本比率を一緒にみる

簡単な例です。

  • A社 当期純利益:10 純資産:100 総資産:200 (自己資本比率50%)
  • B社 当期純利益:10 純資産:150 総資産:200 (自己資本比率75%)

この場合の両社のROEは、

  • A社 10%
  • B社 6.6%

単純なROEの比較だとA社の方が評価は高そうです。但し、私はROEを確認する時に自己資本比率もあわせて考えた方がよいと思います。自己資本比率は一般的に40%あれば安心とされますので、A社もB社も自己資本比率の上ではどちらも安心できそうですが、より安全性が高いのはB社となります。

コーポレートファイナンスの世界では、適切な範囲で借入等の他人資本を使用して財務レバレッジを効かせる方が企業評価上は良いとされていますが、個人投資家目線特に私のように高配当株投資を行っている立場から言うと、長期安定的に配当が欲しいので、自己資本比率は高ければ高い方がありがたいという話になります。

例えば、ソフトバンクのROEは、約42%(!)ですが、自己資本比率は約10%しかありません。

もりっこ。
もりっこ。

ちょっと極端な例ですけどね。

この自己資本比率に関連しますが、業種による特性も出てくると思います。例えば、人のお金を拝借してビジネスを行う銀行や、どうしても当初の設備投資が必要な業種は借入(他人資本)が多くなりがちです。そのような業種というかビジネスの特性も考えながら指標を見ていくとより深堀できるのではないでしょうか。

ROEはROAも併せて

また、ROEとROAを一緒に見ると、その会社の効率性がより見えてくると思います。上記のA社のROAはいずれも5%で同じです(当期純利益÷総資産)。つまり、自己資本だろうが他人資本だろうが集めたお金でどれだけ有効的に利益を計上したかという観点では同じという評価になります。

指標は指標

ROEに限らず、表面的な数値のみに捉われずその他の指標や決算書の内容も併せて確認できるようになるとより銘柄選定が楽しくなってくる、かも!?

荒波さん
荒波さん

よりメンドくなるんじゃね?(笑)

 

それでは、よい一日を!

 

 

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