高配当株投資に関わらず投資の銘柄選定で確認する開示資料

投資全般

高配当株投資でもそうでない投資手法でも、個別銘柄の選定においてはその銘柄について自分なりに調べる必要があると思いますが、今回は私が個人的に見ている資料を紹介します。
尚、今回はヤフーファイナンスやkabutan等の超有名情報サイトや各証券会社口座で確認できる投資情報は除きます。これらは有力な銘柄を見つける或はざっくりとした指標やチャートを確認するには良いのですが、今回はどちらかというとその後に銘柄についてもう少し深く調べたい時に確認する資料になります。

何はともあれHPへ

事業内容の確認

まずはその会社のHPへ行きます。ここには業界に詳しくなくてもある程度理解しやすく事業内容が紹介されています。私はまずこの事業内容を確認することから始めます。参照:全国保証

もりっこ。
もりっこ。

事業内容を理解することでその会社の優位性とか見えてくる時があります。

IR資料の確認

下記に記載する決算短信や決算説明資料等もHPに掲載されています。こちらも参照:全国保証の株主・投資家の皆様へ

決算短信

証券取引所が各上場会社に、決算数値等をなるべく早く投資家へ知らせるために、共通様式での作成を要請している資料です。各四半期ごとに開示される決算資料になりますが、概況や貸借対象表等の決算数値や注記、利益予想や配当予想が記載されています。
通常ですと決算期末から45日程度で開示されます。その際に、以前に発表している利益予想が変更になる際は、業績予想修正の発表も同時に開示されたりします。
四半期ごとの決算数値に関して一番早く公表される資料ということで重要度が高いです。

もりっこ。
もりっこ。

決算短信は次に記載の有価証券報告書とは違い監査法人の監査対象ではありませんし、スピードを重視している性格から本来は開示後修正もあり得る資料になります。但し、実際の現場では、数値が確定してから作成・開示しますし、監査対象でないとはいえ監査法人もしっかり目を通しますので、開示後の修正はまれで信頼性は高いと思って良いです。

 

有価証券報告書

こちらは金融商品取引法で定められている法定開示書類で、決算後に作成されるものを有価証券報告書(以下「有報」)といい、四半期末後に作成されるものを四半期報告書といいます。
この有報は上記の決算短信に比較して情報量が格段に多いのですが、決算期末後3か月以内に金融庁へ提出・開示されることになっており、目にすることができるのには時間がかかります(一方四半期ごとに作成される四半期報告書は45日で作成されるので、四半期ごとの短信とほぼ同時に開示されますが、有報と比較すると情報量がかなり限られています)
私は、基本的には決算短信を中心に読み込み、有報は補足で部分的に読み込むことが多いです。有報で具体的に私が気にしている点は、主に以下の部分です。

①事業内容や商流説明図

ともに有報の方が詳細、或は有報にしか掲載がない場合があります。ここは「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」という記載項目と合わせて確認するとより理解が深まることが多いです。

②主な子会社や関係会社の掲載

上記事業内容や商流と合わせてグループ全体像がわかりやすいです。

③重要な取引先契約の記載

例えば主要なFC契約や、重要な取引先との期限のある契約等が掲載されているので要checkです。
例えば、CDSの2019年12月期の有報には以下のような記載がありました。

(引用:CDS 2019年12月期有価証券報告書)

気になりますよね。ちなみにこのCDSの場合は、三菱自動車工業(株)への売上が全体の2~3割程度を占める(こんな情報も有報には記載されています)ので本当に重要な契約と思います。気になります。

④事業等のリスクや対処すべき課題の記載

ともに有報の方が詳細、或は有報にしか掲載がない場合があります。

⑤その他

あとは都度気になった部分があれば見る感じです。何か固定資産が増えていたら、設備投資の状況を確認するとか。

 

尚、有価証券報告書については、金融庁のEDINETでないと見れない企業もあるかもしれません。最近はHPにも掲載している企業がほとんどかと思いますが。

もりっこ。
もりっこ。

ちなみに私が東京に出てきてIPO支援や上場会社の決算や開示書類のサポートをし始めたころは、有報は官報販売所へ行って製本されている書籍として購入していました。懐かしい…。

決算説明資料

これは企業によって作成していない場合もあります(とはいえ多くの企業は作成しています)。文字通り決算内容について投資家向けにわかりやすく作成した資料です。法定資料や取引所指定の共通フォーマット等ではなく、自由書式です。
この資料では決算短信等で確認できる決算数値について、その背景や要因をよりわかりやすく、確認することができます。
また、重要なのは、翌期の業績予想の説明や配当予想、株主還元方針等がこの資料で詳しく記載されている場合があることです。

かえでさん。
かえでさん。

必読!

中期計画資料

3年~5年程度の中期計画を策定している企業はこちらもHPにUPされています。上記の決算説明資料同様投資家にわかりやすく記載されており、こちらもあれば必ず読み込んでおきたい資料です。こちらも翌期以降数年の業績予想の説明や配当予想、株主還元方針等が記載されていることが多いです。特に高配当株投資家にとっては、基準となる配当性向の水準や累進配当政策の採用、自社株買に関する事項は、上記決算説明資料や中期計画資料で詳しく記載されていることが多いので、決算説明資料と合わせ要注目の資料です。

 

もりっこ。
もりっこ。

決算短信や有報と違い自由書式なので、企業によって力の入れ具合が透けて見えるとかみえないとか…(笑)

株主還元方針の確認

企業によっては株主還元方針に関するページもありますので確認しましょう。株主優待がある会社は優待内容の説明も掲載されています。

 

まとめ

あくまで私個人の方法ですが、まとめると以下のような感じです。

-チャートや比較指標(PER、ROE、配当利回り等々)の確認は、ヤフーファイナンスやkabutan、口座開設している証券会社等の情報サイトで。
-気になる銘柄について調べる際は、なんといってもまず会社のHPへ。
-決算短信(+有報の気になる部分)は必ず一読。決算説明資料や中期計画資料あればこちらも必読。

一昔前の個人投資家は大変だっただろうな、と思わずにはいられないほど、会社のHPは情報の宝庫です。

かえでさん。
かえでさん。

良い時代になったんだね~

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